2019年1月、冬の青春18きっぷを使用して東京まで一泊二日の旅行に行ってきました。
特に明確な目標があったわけではないんですけど、せっかくのお正月休みだからダラダラ過ごすよりは、どっか行って写真撮ってブログ書こうって感じ。
乗り降り自由の青春18きっぷなので名古屋から東京までの道のりや、帰りの東京から名古屋までの道のりも、ブラブラ途中下車しながら、写真を撮って地元のものを食べて、楽しんでいました。
青春18きっぷでどこに行こうか、どの駅で降りようか、悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
今回の旅行全体のコース
名古屋→清水→富士岡→東京→泊まる→東京→甲府→名古屋
行きはJR東海道本線を中心に東京へ向かいます。清水は静岡の港町で、美味しい海鮮料理が食べられます。朝早く出て、遅めの朝食で海鮮丼を食べる目的です。
富士岡はJR御殿場線のほとんど観光するものはない小さな駅ですが、駅の近くから富士山が綺麗に見えるスポットがあるので、写真を撮る目的で下車します。
東京は色々回るところがあるのでここでは詳しく紹介しません。まあ浅草でも東京駅でも渋谷でも新宿でも原宿でも上野でも、皆さん行きたいところはいくらでもあると思いますし。
帰りは行きとはルートを変えてJR中央本線を利用します。日本地図の下から行って中央から帰ってくる感じ。途中で山梨県の甲府駅で観光して、名古屋に帰ります。
当然ですが電車に乗っている時間がすごく長くなるので、このモデルコースはそれに我慢ができる人ですね。1日に7時間~8時間は電車で過ごすことになりますから。
ずっと乗りっぱなしだと多分しんどいですが、途中で乗り換えたり、観光したりしているので、私の場合はそこまで苦痛には感じませんでした。
それでは今回の旅を写真付きで紹介していきます。
清水駅近辺の河岸の市で海鮮丼を食べる
まずは金山駅に向かいます。青春18きっぷはJR全線が1日乗り放題になるので、できるだけ活用するには始発から使うのがオススメ。
ただ私の場合は清水港で海鮮を食べたいので、お目当てのお店の開店時間の10時を目安に清水駅に到着できる時間から乗車しました。始発よりは何本か後の時間の出発。
時間や乗り換えを調べるのはジョルダン乗換案内の青春18きっぷ検索がオススメです。青春18きっぷで乗車可能な電車のみで乗り換えを検索できます。電車旅に慣れている方は紙ベースの時刻表が好きかもしれませんが、私は今回の旅行中ずっとこのサイトにお世話になっていましたよ。
浜松で一度乗り換え、東海道本線で清水まで。金山を出たのが6時頃で、清水についたのは9時半過ぎです。早朝だったので座るのに苦労することはなく、また隣に人が座ってくることもありませんでした。
清水駅の周辺案内図を見ると私が目指している「河岸の市(かしのいち)」は東口から出たほうが良さそう。河岸の市は清水港で捕れた新鮮で美味しい魚を食べられるお店がたくさん集まった市場です。
清水駅の東口の階段の壁にはちびまる子ちゃんのイラスト。そういえばまるちゃんの物語の舞台は静岡県清水市(現在は静岡市清水区)でしたね。
外から見た清水駅。なかなか大きくて立派な駅です。東口を出たら右へ道なりに歩きます。
海や船の写真をパシャパシャ撮りながら・・・
数分歩くと河岸の市のまぐろ館が見えてきます。河岸の市はまぐろ館といちば館の2つの建物があります。でもでもその2つをスルーして・・・
第一候補のお店の宮本商店さんを覗いてみました。「みやもと」は河岸の市の中にもあるのですが、その2号店が外に独立してあります。
でも残念ながらお正月期間は営業していませんでした。まあこれは仕方ないですね。この時期の旅行は観光客は少ないのですが、お店がやっていないリスクもありますので想定内。
河岸の市のいちば館も休業中みたいなのでまぐろ館の中へ。
一応全部のお店を見て回りましたが、事前に食べログなどをチェックして決めていた、「丼兵衛」の5色丼を食べることにしました。
5色丼はお店がその日仕入れた素材の中から、お客さんが好きな具材を5種類選んで作る海鮮丼(1,500円)。自分の好みの魚介を入れることが出来て、選べる種類も日によって違うみたいなので、楽しいメニューですね。
私が行ったときの選択肢はこちら。うーん迷う。清水港はマグロの水揚げ量が日本一ということで、とりあえず生マグロとネギトロ、そしてシラスも静岡の名物なので生しらす、あとは個人的な好みでカンパチと真鯛をチョイス。
じゃーん、到着した海鮮丼がこちら。お味噌汁と小鉢(お新香とヒジキの煮付け)がついています。
すべてのネタがツヤツヤに輝いていてとても綺麗です。マグロは中トロに近いような部位で感動!めっちゃ美味しい(*^^*)
真鯛は旬なだけあってしっかりと旨味が口に広がる感じ。食感は控えめですが味がしっかり楽しめます。
カンパチも同じで、食感は控えめでしっかりと味がある感じ。どちらかというとサクサクした食感が好きなので、ちょっと残念。
生しらすは初めて食べましたがシラスのほんのり苦い味が広がります。うん、美味い。が、やはり普通の刺し身の方が好みかもしれない・・・。
ネギトロはマグロほどの感動はなく、普通のネギトロって感じ。もしリピートするならお魚の刺し身で5種類頼むかな。
隣のカウンターで食べ終わった人がお店の大将らしき人と話をしていて・・・。
真カジキはどうでした?
脂がのってて美味しかったです。
ビンチョウみたいで美味いんですよ。
どうやら会話から察するに5色丼の具を大将に相談して、真カジキを勧められて食した様子。そういえば真カジキが赤ペンで書いてあったけど、オススメってことだったのか・・・。
私もちゃんとオススメ聞けばよかったよorz 食べてみたかったな。
そんなちょっとした後悔をしながら清水駅へ戻ります。
戻るときに初めて気づきましたが、富士山の頭がしっかりと見えています!この写真でわかりますか?
拡大するとこんな感じ。なんか上にある雲も富士山の頭みたいな形してる♪
富士山を眺める絶景スポットで富士山を見る
JRの駅で富士山が綺麗に見えるスポットは、JR御殿場線の富士岡駅、東海道線の富士川駅、身延線の竪堀駅などがオススメのようです。
その中でも高台で富士山を裾野から綺麗に写せそうな富士岡駅へ向かいます。
11時過ぎには清水駅を出て、東海道本線(三島行)で沼津駅へ、沼津駅からは御殿場線(御殿場行)で富士岡駅に、到着したのは12時45分くらい。
電車に乗っているときも富士山は見えていて、このルートだと進行方向左手側になります。
富士見駅は出入り口が一つしかないくらいの小さな駅。私が降りたときは駅員さんの姿も見えませんでした。(帰ってきたときはいらっしゃいましたけど)
周辺観光案内図にもほとんどスポットは載っていません。どちたかというと住宅が立ち並んでいる感じ。
駅を出て右に進むと数分で目的の富士見台に到着。しかし残念ながらこの日は晴れてはいるものの雲が多くて富士山は裾野しか見えませんでした・・・。
まあ電車に乗っている時から気づいてはいたんですけど、残念ですね。富士山の綺麗な写真を撮ることもこの旅行の目的の一つだったので。
御殿場線はそれほど頻繁に電車が来るわけではないので、車窓から見て富士山が見えていなかったら、この駅での写真目的の下車はしない方が良さそうです。
晴れてたら富士山をバックにした電車の写真も撮れそうかも。
御殿場線などのローカル線は駅に着いたときに自分でボタンを押して扉を開閉しないといけません。あまり電車に乗らないと、知らないですよね。
東京を回る(1日目)
13時30分には富士岡駅を出発して、国府津で東海道本線快速アクティー(小金井行)に乗り換え、15時30分ごろに品川駅に到着!
いきなり大都会です。品川で降りた目的は品川シーズンテラスというスポットで写真を撮りたかったから。ここはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や「東京タラレバ娘」などの撮影地として使われていた場所なんです。
品川駅の港南口(東口)から出て徒歩6分くらいで品川シーズンテラスが見えてきます。
ところがお正月期間ということでこの場所に入ることができませんでした。これは想定外。品川シーズンテラスに隣接している公園という情報だったので、建物は入れなくても公園には入れると思っていたのですが、どうやら同じ敷地内にあるようです。
ということで、あとは山手線で浜松町駅へ行き東京タワーの写真を撮ったり・・・
東京駅へ行ってKITTEという商業施設の屋上庭園から東京駅周辺の夜景を撮ったり・・・
名古屋にはない有名チェーン店「蒙古タンメン中本」で蒙古タンメンを食べてみたり、田舎者らしく東京の街を楽しみました。
今回は青春18きっぷで交通費を安く済ませていますが、さらに宿泊もネットカフェで安く済ませます。
事前に何店舗か調べていましたが、池袋駅周辺がそれなりに安いナイトパックで宿泊できそうなネカフェが集まっていそう。
ということで第一候補の「マンボー池袋北口駅前店」へ行ってみました。
フラットスペースは通常は8時間1,400円ということでしたが、今はペアシートしか空いていなくて1,700円とのこと。でも広いスペースのほうが嬉しいので好都合です!
このお値段でシャワー、フリードリンク、ネット環境、マンガ読み放題が付いて宿泊できるなんて、素晴らしい施設ですよね。
ちなみに同じビルにマンボープラスという系列店も入っていて、こちらは鍵付きの完全個室で全室禁煙。その条件は良かったのですが、フリードリンクがなく、自分で飲み物を買わなくてはいけないのが残念ポイント。
逆に普通のマンボーは全室喫煙のため、喫煙者が近くのブースにいるとかなりきついかも。私はたまたまそれほど自分のブースの近くではタバコの煙は感じませんでした。(ただし店内をうろつくとタバコのニオイがすることもありました)
画像がボケてしまっていますが、私が宿泊したペアフラットシートです。174cmくらいの私で斜めになればギリギリ足を伸ばして寝れるくらいのスペースがあります。ということは普通のフラットシートだと膝を曲げないと厳しいかも・・・?
進撃の巨人の新刊を読んでいなかったので、ここで読めてラッキー♪
温かいココアやジュースやお茶などが飲み放題なので、ほっと一息。
内側からロックをかけれるのでブースにいるときや、寝る時はとりあえず安心です。もちろんブースから出るときは鍵をかけることができないので、貴重品の取扱には注意が必要です。
貴重品を入れる簡易的なロッカーもあります。財布、スマホ、ミラーレスカメラくらいなら十分に入る感じ。
あとはシャワーを浴びて就寝。意外と皆さん静かに過ごしていて、快適な睡眠でした。
東京を回る(2日目)
朝から活動をしますが、あんまり早朝の東京で回れるところってないんですよね。
浅草や明治神宮などのお寺や神社は行けますが、年始の時期は初詣の人たちでいっぱいだろうし、築地や豊洲市場も年始はお休み。
ということで私は皇居の周りをのんびりお散歩して、東京駅で買いたいお土産を買うだけにしました。帰りが遅くなっても良ければ午前中を東京で過ごすのもありだと思います。
有名な皇居の二重橋。
皇居の周りはランニングしている人もたくさんいました。
東京駅で買いたかったお土産は丸の内南口の近くにあるニューヨークパーフェクトチーズ。こちらは午前中で完売してしまうことも多い人気の商品らしいです。
せっかくの早朝活動なのでこのタイミングで買っておきます。ちなみに私が行った時(8時45分くらい)も行列はできていましたが余裕で買えました。
武田信玄ゆかりの地、甲府駅で観光
9時過ぎに東京駅から中央線(高尾行)で高尾駅まで行き、乗り換えて中央本線(小淵沢行)で甲府駅へ向かいます。
途中の勝沼ぶどう郷駅で降りて甲府盆地を写真に撮る計画もありましたが、ちょっと眠かったので甲府駅までゆっくり寝る作戦に変更。青春18きっぷの一人旅はこういう身軽な行動が取れるから良いですよね。
12時20分くらいに甲府駅に到着。電車の中でしっかり睡眠を取ったので、元気いっぱいです。
JR甲府駅の南口を出たら、右手側に武田信玄公の銅像があります。南口からまっすぐ左手に進むと・・・。
数分で舞鶴城公園に到着。甲府城跡地がある公園ですね。(舞鶴城は甲府城の別名だそうです)
立派な石垣や階段を上りながら天守台を目指します。
天守台はなかなかの絶景。天気が良かったので山々の向こうに富士山の頭がくっきりと見えています。
さて、そろそろお腹が空いてきたので、お昼ご飯にします。本来甲府に来たのなら「ほうとう」が一番の名物だと思いますが、私は有名店「小作」のほうとうを一度食べたことがあるんですよね。
ということで、今回は「吉田うどん」という山梨県吉田市の名物を甲府で食べられる、「麺’ズ冨士山」に行ってみました。
麺’ズ冨士山は甲府駅の構内にあるCELEOという建物の中の5階にあります。駅から出ずに行けるのでアクセスは楽ちんですね。
注文したのは人気No.1という富士山うどん並750円。ちくわの天ぷらを立てかけて、富士山を表現しているみたいです。ネギ、豚肉、キャベツ、わかめ、人参、たまご、油揚げ、天ぷらと結構具材が豊富で美味しそうですね。
でも吉田のうどんの特徴は具材ではなく、麺の方。具材はお店によって全然違うみたいです。
太めで噛みごたえがある荒々しいうどんで、噛むほどに小麦の味を楽しめます。喉越しを楽しむというよりは、よく噛んで風味を楽しむうどん。
スープは味噌ベースっぽい見た目ですが、味噌の味はそれほど強くなく、おダシの味の方が勝っている感じ。さっぱりとしているので、麺のボリュームはあってもペロリと食べちゃいました。
駅前とはいえ山々が多いので、眺めの良いお店でしたよ。腹ごしらえを済ませたら、今度は甲府駅の北口を出てみます。
北口を出て右手に数分歩くと甲州夢小路というとても趣のある、小さなお店が集合している場所に出ます。
色々なお店が10~20店舗ほど並んでいます。
ワイン王国山梨のワインのお店もありますが、私のお目当てはここ。
「和カフェ 黒蜜庵 きなこ亭」。ここは山梨の銘菓「桔梗信玄餅」の桔梗屋が運営しているカフェ。
お土産として、桔梗信玄餅、桔梗信玄プリン、信玄桃などを買うこともできますが・・・。
カフェメニューを注文して店内で食べることもできます。私が食べたかったスイーツがコチラ。
桔梗信玄ソフト500円です。これはTV番組「マツコの知らない世界」のソフトクリームの世界で紹介された、ご当地ソフトクリームランキング1位の商品。
食べてみたかったんですよね~。
きなこと黒蜜がかかったミルクソフトクリームに、桔梗信玄餅3つと桔梗信玄棒1本が添えられています。黒蜜がかかっているのでかなり甘めですがめっちゃ美味しい。
桔梗信玄餅は山梨県内のお土産が売っている場所ならわりとどこでも買えますが、桔梗信玄ソフトが食べられる場所は限られているので、この機会に食べれてよかった♪
もう1店行きたかったお店がコチラ、葡萄屋kofuという山梨県産の葡萄加工の専門店。
私は北海道のお土産の定番である六花亭のマルセイバターサンドが大好きなんですが、ぶどうの産地である山梨のレーズンサンドも食べてみたかったんです!
こちらはレーズンサンドだけで6種類の品揃えがあるので、すべての種類が楽しめるレーズンサンドアソートを購入しました。ラムレーズンとか大好物だから楽しみ。
あとは電車の時間までワイナリーなどをブラブラ回って、甲府駅から名古屋へ帰ります。
名古屋に到着
中央本線(松本行)で塩尻駅まで行き、中央本線(中津川行)に乗り換え、中津川で中央本線(名古屋行)に乗り換えて名古屋に帰着。
14時45分くらいに甲府駅を出て20時ごろの到着。名古屋~東京間はJR中央本線を使うよりも、JR東海道本線を使ったほうが基本的に早いです。
これで今回の冬の青春18きっぷを利用した名古屋発の貧乏旅行は終わりです。
電車に乗っている時間が長すぎて耐えられないかなと不安でしたが、乗り換えしたり、観光したりしていると結構乗っている時間は短く感じるので、意外と平気でした。
まあ電車内で寝ることもできるし、スマホでブログ書いたりもできるしね。初めて青春18きっぷを利用して旅行しましたが満足できる旅になりました。
以上、「【青春18きっぷ名古屋発】東京までぶらり途中下車旅行のモデルコース」でした。
使用したカメラとレンズはこちら。(スマホ撮影も一部あります)
コメント