ドラマ「おっさんずラブ」の感想。ノンケの男が全話観てみた。

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おっさんずラブ感想

2018年に話題になったドラマ「おっさんずラブ」の全話一挙放送があったので、この機会に観てみました。

私自身はノンケでBL系のマンガや作品を観たことはあまりありませんが、めっちゃ楽しめました。

一話ごとに感想を書いてみたので、男目線のレビューをよかったら読んでみてください。基本的には一話観るごとに感想を書きましたが、一部観終えた後に書き足した文章もあります。

当たり前ですがネタバレありの感想になりますので、視聴前でネタバレしてほしくない人はご注意ください。

おっさんずラブ第一話の感想

第一話はそんなにハマらなかったかな。全部観終わってから観るぶんには楽しめるんですけどね。

メインキャラクターをすべて出していたし、今後のストーリー展開で必要な人間関係を構築している感じの回なので、せっかくおもしろいドラマですが第一話で切ってしまう人もいそう。

とはいえストーリーはわりと盛り込んでいます。黒澤部長は春田くんに告白し、蝶子さんには離婚を切り出す。物語の最後では春田くんと牧くんのキスシーンもありましたね。

まあ物語がノンケの主人公のボーイズラブものなので、どうしても最初のうちは展開が難しいですよね。牧くんが黒澤部長の気持ちに気づいて、春田くんに告白。第二話以降に期待です。

おっさんずラブ第二話の感想

第二話くらいから観てる側としても各キャラクターたちの性格が掴めてきて、どんどんおもしろくなってきましたね♪

春田くん、牧くん、黒澤部長の三角関係がはっきりして、黒澤部長の奥さんの黒澤蝶子さんも動き出して、ストーリー展開も目を離せなくなってきます。

「昨日のあれ、冗談ですよ」「わかりにく~、もう二度とすんなよ」のシーンの牧君の気持ちを考えると胸が痛くなりますね。

黒澤部長が春田くんを好きになったきっかけとかもしっかり描かれて、どんどん可愛く見えてくるから不思議。

本社の屋上でのシーンはめっちゃ笑った。「おぉーい!・・・ツッコめって言ったじゃんよ~!」「うるっさいな!」とか「春田さんの悪いとこ10個言えますか」「可愛すぎる、存在が罪、ピュア、可愛すぎる・・・」とかやり取りがめっちゃ面白い。普通のドラマだと三角関係のシリアスなシーンですけどね。

居酒屋わんだほうでの牧君と春田君の「俺は春田さんが本気で好きなんですよ!」からの喧嘩。ちずちゃんのビンタとお説教も良かった。

「相手を思いやれないあんたに一緒に暮らす資格なんてないよ」

うんうん、春田くんはちょっと反省しないとね。一応ちゃんと牧くんには謝ってとりあえずは良い感じ。

と思いきや、最後に蝶子さんが春田くんに接触してきて第二話は終了。この緊迫感と音楽の使い方とか上手ですね。

おっさんずラブ第三話の感想

第三話は蝶子さんとの出会いからスタート。まだ黒澤部長の恋の相手が春田くんだとバレてはいませんが、視聴者としてはおもしろい展開です。

第二話で牧くんにスポットが当たっていたぶん、今回は黒澤部長メインの回でしたね。

私は第二話で見せた悲しげな表情と迫真の演技で牧くんファンになってしまったのですが、その牧くんはなぜか同僚の武川さんと揉めてる感じ。これは第三話の時点ではまだよく意味がわからないですよね。

ファミレスで蝶子さんが泣いているシーンは大塚寧々さんの見事な演技力。

部長が来てからの「はるかじゃない、はるたんだ」「どうでもいいわよ、そんなの!」とかコメディ調のやり取りを挟みつつも、観てる方は涙うるうる。

ラストシーンの黒澤部長のカミングアウトで「君の名は?」とか。第三話のタイトルはこれだったのか。

続きが気になる凄い終わり方でしたね。もったいぶって引き伸ばさずに次の展開、次の展開と物語が進んでいくので、とっても好感が持てます。

おっさんずラブ第四話の感想

前回の緊迫したシーンからそのままスタート。蝶子さん、春田くんが部長の相手だと知っていきなり証拠写真を撮り始めたのはおもしろかった。

前回から謎に存在感を出してきた武川さんもグイグイ頭角を表してきましたね。この第四話のタイトルが「第三の男」なので、武川さんが重要人物になってきますよねそりゃ。よく見ると結構早い段階から伏線があってびっくり。このおっさんずラブの脚本って結構緻密に、丁寧に作られていますよね。不自然な流れとかツッコミどころがそんなにない感じ。

武川さんは他の二人と違って何考えてるのかわからないのがちょっと不気味でおもしろい展開です。最後で牧くんの元彼だったことがわかりますが、それは読めなかったです。普通に春田くんのことが好きな展開かと思っちゃいました。

少しずつ動いていたちずちゃんのエピソードも入ってきましたね。まあこのストーリーで春田くんがちずちゃんとくっついちゃったら視聴者を失望させるだろうから、それはないよね。

わんだほう閉店パーティーではちずちゃんを彼女に見せかける作戦。そんなめんどくさいことせずにノンケだってちゃんと伝えればいいのに、春田くん。牧くんの言う通り、黙ってるのは優しさでもなんでもないんだからさ。

そして何気に鋭い舞香さんと鉄平兄の恋にも注目したいですね!おっさんずラブは各キャラクターの個性がしっかり出ているので、端役の方たちのエピソードも楽しんで観られます。普通の恋愛ドラマだと結構「いやこの二人とかどうでもいいから!」とか思っちゃうことも多いんですよね。

春田くんが黒澤部長をふった時の「わ~聞こえない聞こえない」「ごめんなさい」「あぁーーーー!聞こえちゃった」とかめっちゃおもしろかったのに、その後の「駄目なのは俺が男だから?」とか部長が涙をこらえながら去っていくシーンとか普通に泣ける。

本当に笑いとシリアスのバランス取りが上手ですね。お笑いは「緊張の緩和」が基本ですが「おっさんずラブ」は「緩和からの緊張」が多くてこれも感情を揺さぶるポイントな気がします。

相変わらず引きが上手で、春田くんが牧くんをハグしてるところを、少し春田くんを意識し始めたちずちゃんが目撃して第四話は終了。恋愛に絡む登場人物がどんどん増えてきましたね。

おっさんずラブ第五話の感想

まさか第四話の流れから牧くんと付き合うことになってスタート。さすがにこれはちょっと無理がある気がしますが、まあ牧くんが幸せならいいのかな。

っていうか、春田くんのはっきりしない性格が良くないよね、絶対。

第四話ではっきり部長をふったので今回のお話は牧くんのストーリーっぽい感じ。私服を牧くんに選んでもらってオシャレな格好にちょっと嬉しそうな春田くん可愛い。でも「俺は春田さんにとって恥ずかしい存在なんですか?」から雰囲気は一転。

まあ悪気はないし、ストーリーの都合とはいえ、春田くんはおっさんずラブで悪役的な部分を引き受けてしまっていますよね。鈍感でデリカシーないからしょうがないですけど、牧くんがかわいそう。

武川さんと牧くんの過去も明らかになって・・・この二人が寄りを戻す展開もありなのかなと思ったり。

自分の気持を伝えようと思ったちずちゃんに海で春田くんが牧くんと付き合っていることを報告するシーン。たまたまなのか狙ったのかわかりませんが荒れた海がすれ違う二人の想いにとっても合っています。砂浜に書いた相合い傘が波で消えていく演出も良かったですね。

あ、やばい、やっぱり男女の恋愛模様の方が共感できるかも。

第五話は付き合ってることを公表できない芸能人カップルと、春田くん牧くんカップルがリンクして物語が進みます。ラストシーンで剣崎達巳と室川檸檬の会見を見て春田くんが営業所のみんなにカミングアウトするシーン、最高ですね!

とってもまとまりが良くて、ここまでのお話では個人的にはベストエピソードな感じ。ちょっと笑いは少なかったけどね。

蝶子さんが部長を応援するという展開になり、最後は「ちょっと待った~!」からの顔芸。部長が次回の話から復活してきそうですね、楽しみ♪

おっさんずラブ第六話の感想

前回の続きからそのまま始まり、まさかの牧くんが否定する展開。まあ確かに冷静に考えるとあんな大勢の前でカミングアウトされてもイヤですよね。

でも実際の理由は「このまま付き合って春田さんは本当に幸せなのかなって」とのこと。うーん牧くん本当に優しい。

今回は復活した黒澤部長がグイグイ来る話かと思いきや、ちずちゃんと牧くんとの三角関係がメインのお話。

春田くんが牧くんのご家族に会ったり、牧くんが春田くんのお母さんに会ったり。お母さんは悪気なく「孫の顔が見たい」とか言ってしまいます。本当にボーイズラブ設定はこういう自然にキャラクターを傷つける展開とかが描きやすいですね。

そんな牧くんにさらに追い打ちをかける展開。

ちずちゃんの「好き。だから春田のことが好きなんだってば」という愛の告白で春田くんはちずちゃんを抱擁しちゃうんですよね。うん、あんな顔されて「花粉症だから」とかツンデレ見せられたら抱きしめずにはいられないよね。

でもそれを牧くんは目撃してしまいます。おっさんずラブの制作陣はなぜ牧くんにばかりこんな辛い思いをさせるのでしょう。観ている側としては牧くんと春田くんの恋を応援してあげたい気持ちでいっぱいになってくるんですが・・・。

「春田さんと一緒にいても苦しいことばっかりです。ずっと苦しいです」「どうした牧?」「別れましょう。俺、春田さんのこと好きじゃないです」

ああ、辛い。二人共泣いてるし・・・春田くんも牧くんを本気で好きになろうとしてるのがわかってるし、このシーンは本当に良き。

でもラストシーンでなぜか一年後、黒澤部長と同棲しているシーンで幕を閉じます。春田くん、いったい何があった!?

まさかのネタバレ展開でしたが、やっぱり続きが気になる感じで最終回に突入です。

おっさんずラブ第七話の感想

うん?てっきり部長と同棲し始めるまでの一年間をある程度やるかと思いきや、そこは軽く触れるだけ。まあ蝶子さんと歌麻呂くんとか、鉄平兄と舞香さんとかはそんな感じで良いと思ってましたが・・・。

まさか黒澤部長にプロポーズされてそのまま受ける春田くん。受けた後でグズグズしてるし、一年経っても何も変わってねーな、コイツ。

最終回はどういう形で着地させるのか、最初のうちは予想しづらい展開でした。

でも徐々にやっぱり牧くんとくっつくの?って感じでドキドキ。第五話、第六話で散々牧くんが報われないエピソードを見せただけあって、やっぱりこの二人を応援したい。視聴者的にはこの二人がくっつくことでカタルシスを得られそうです。

結婚式が始まって黒澤部長にキスができない春田くん。

「神様の前で嘘はつけないね」「すみません、俺、俺・・・」「いいんだわかってる、披露宴はとっくにキャンセルした」

ああ、黒澤部長、良い人だな。ただ黒澤部長の一年間のエピソードも、もうちょっとちゃんとやっていればもっと感動シーンになったと思います。

結局牧くんと春田くんはくっつき、ハッピーエンド。黒澤部長は武川さんと良い感じになりそうで、ちずちゃんは謎の外国人と付き合ってる様子。みんな幸せな良い終わり方だったと思います。

やっぱりメインヒロインは牧くんだったんだね。

おっさんずラブ全体の感想

まずタイトルが「おっさんずラブ」ということで黒澤部長と春田くんがカップルになるお話だと思っていたので、ちょっとしたサプライズでした。

男同士の恋愛のお話でしたが、結構普通に恋愛ドラマを観ているような感覚で楽しんで観られました。

脚本のおもしろさはもちろんですが、役者さんの演技もとても良かったです。田中圭さんの動きや表情は全編に渡って楽しめました。本当にダメ男ですが憎めない良いキャラクターを上手に演じていましたね。

そしてやっぱり存在感があるのは吉田鋼太郎さん。脚本で読んだらごく普通のセリフなのかもしれませんが、吉田さんが演じるから笑えるシーンになっているんだなって思うことが多かったです。

林遣都くんはそもそもの真面目そうなイメージが牧くんの役にピッタリで・・・。本当に役者さんのキャラクターがこの作品の人気に火を付けたといっても過言ではないかもしれませんね。

2019年夏に公開されるという映画版は今回の続きの話ということで、果たしてどういうお話になるのか・・・。上海でのお話?それともまた東京の営業所に戻って、部長と牧くんとの三角関係?新キャラを出してくる可能性も高そうですよね。

映画版も楽しみに待ちたいと思います!

「おっさんずラブ」キャスト

  • 春田創一(はるた そういち) 演 – 田中圭
  • 牧凌太(まき りょうた) 演 – 林遣都
  • 黒澤武蔵(くろさわ むさし) 演 – 吉田鋼太郎
  • 栗林歌麻呂(くりばやし うたまろ) 演 – 金子大地
  • 瀬川舞香(せがわ まいか) 演 – 伊藤修子
  • 宮島亜紀 演 – 真木恵未
  • 相原孝介 演 – 西村誠治
  • 長濱翔太 演 – 小玉丈貴
  • 武川政宗(たけかわ まさむね) 演 – 眞島秀和
  • 荒井ちず(あらい ちず) 演 – 内田理央
  • 荒井鉄平(あらい てっぺい) 演 – 児嶋一哉
  • 黒澤蝶子(くろさわ ちょうこ) 演 – 大塚寧々

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