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映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想「恋愛映画が苦手でもおもしろいし泣ける」

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ぼく明日の感想

Amazonプライム・ビデオで、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を鑑賞しました。

ちなみに原作の小説や、小説を原作とする漫画版は未読で、映画版で初めて「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を体験。

感想としては「恋愛映画が苦手でもおもしろいし泣けた。ジャンルや俳優陣やターゲット層で毛嫌いせずに絶対に見た方が良い!」です。

基本的には女子中高生をターゲットにしたような普通のティーンズ向けの恋愛映画は苦手です。ただこの「ぼく明日」は設定とストーリーが凝っていてそういう人にも楽しめる可能性が高いと思います。

始めの40分は少し「おもしろくない」とか「つまらない」と思うかもしれませんが、まあ明らかに伏線っぽいシーンも多く、タイトルが意味深なので、タイムパラドックス的なストーリーなのかな程度の予想はしながら観られる印象。

「ぼく明日」を観ていて凄い!と感じたポイントは主要登場人物の少なさ。メインの二人を除くと上山(東出昌大)くんくらいしか名前のあるキャラクターが出てきません。それでもすごく奥行きのあるストーリーに仕上がっているのは設定のおもしろさによる部分が大きいと思います。

もちろん三木孝浩監督の映像の美しさ、福士蒼汰さん、小松菜奈さんの演技も素晴らしかったですけどね。

ネタバレなしの感想はこのくらいで、ここからはネタバレありのレビューをしていきます。映画を観た人が他の人の感想が気になって読みに来ているという前提で書いていきますね。

映画「ぼく明日」は意味不明、おかしい、わからない、難しい?

映画の口コミサイトやレビューサイト、ヤフー知恵袋などを見ると、難しい、わからないという意見もみかけました。

シンプルな設定で、わかりやすく作中で説明もしてくれていましたが、やはりタイムパラドックス的なストーリーなので、理解ができない場合も多いのではないでしょうか。

私もなんとなく理解しているような感じで観続けていました。

皆さんが抱いているすべての矛盾点に答えられるかはわかりませんが、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の設定と時系列などをまずはまとめてみます。

愛美はこの世界の隣の時間が逆に進む世界の住人

愛美(えみ)ちゃんは別の世界の人間で、時間が逆に進みます。ベンジャミン・バトンみたいですね。そして5年に1回、30日間だけこちらの世界に来ることができます。

(高寿)05歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳
(愛美)35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←05歳

物語のほとんどは二人が20歳の30日間の恋愛がメインですね。

他にも高寿(たかとし)くんが5歳の時に池で溺れているところを愛美ちゃんに助けてもらう、10歳の時にたこ焼きを食べながら箱を渡される、25歳の時に中学生の愛美ちゃんに肖像画を渡す、35歳の時にガス爆発から愛美ちゃんの命を救う、というイベントが発生します。

まあ高寿くんが15歳のときと30歳のときにも会ってるかもしれませんけど、そこについてはこの映画では語られていませんでした。

30日の間、時間の流れが逆に進むけど1日単位

ここが少しわかりにくい、というか無理があるように感じるかもしれません。普通に時間の流れが逆ならすべての時間軸が逆になり、究極的には話し言葉すらも逆になりますもんね。

この映画の中では1日1日の中身は同じ時間軸で進むけど、日付は二人の間で逆に進みます。

(高寿)01日目→02日目→→→15日目→→29日目→30日目
(愛美)30日目←29日目←←←16日目←←02日目←01日目

夜の12時になると愛美ちゃんが消えてしまうシーンがありましたよね。これはそのまま存在していたらおかしなことになってしまうから、そのタイミングでリセットされて飛ばされるんでしょうね。

愛美目線での1日の始まりが描かれていないので、どこに飛ぶのかはよくわかりませんが、前日の12時にいたところに戻るのかなって予想。

この解説では意味不明だという場合のためにもうちょっと掘り下げて説明してみます。

例えば高寿くんにとっての1日目、高寿目線で見れば最終日が3月16日だったので1日目は2月15日です。2月15日の23時59分から1分経過すれば2月16日の0時になります。これはそのままなのでわかりやすいですね。

これを愛美ちゃん目線で見ると3月16日の23時59分から1分経過すると3月15日の0時になるわけです。毎日24時間過ごした後に48時間分タイムリープしなくてはいけないんですね。なので移動する、というよりは3月16日の愛美は消えて、3月15日の愛美が現れるようなイメージだとわかりやすいかもしれません。

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想・レビュー

ここからは映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のネタバレありの感想です。視聴している前提なので、細かいあらすじなどは書きません。思い出したい場合は、Wikipediaやその他のブログなどで確認して下さい。

1日目~15日目 高寿くんは何も知らずに幸せな日々

最初にも書きましたが最初の40分間、15日目の途中まではそれほどおもしろくは感じませんでした。ただただ福士蒼汰くんがイケメンで小松菜奈さんが可愛い。

とはいえ色々な部分でわかりやすい伏線や違和感があるので、普通の日常恋愛映画ではないんだろうなと思い、色々予想しながら観ていたので、退屈はしませんでしたけど。

  • 1日目、2日目、3日目・・・とわざわざ字幕で出す
  • よくわからないところでやたら泣く愛美(小松菜奈)
  • キリンの絵を見て「教室に貼られるやつだ」
  • ここで課題やるって言ってた→高寿(福士蒼汰)は言ってない
  • 南山家のビーフシチューの隠し味がチョコレートだと知っている
  • その他にも演技でわかりやすく違和感を出している

とにかく違和感のオンパレード。「愛美はタイムトラベラーで未来がわかる」とか、「預言者なんじゃないか」とかそんな予想をしながら観ていました。

そんなこんなで15日目。初めてキスをして結ばれた夜に、門限の12時に間に合うように駅まで二人で行き、またキス。

ここでようやく「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」という意味深なタイトルが出てきます。観ている方としても、ここからようやく本編、というか謎解きが始まるんだな、という気持ちになり、ワクワクしましたね。

そしてその期待通りに、部屋に戻った高寿くんが発見する謎の手帳。「3月16日 私の最初の日。(高寿にとっては最後の日)」とかいう未来の日記です。

視聴者に考えさせる間もなく、電話で愛美ちゃんが「あなたに隠してることがある。明日全部話すからあの箱を持ってきて」と告げます。

深夜12時を過ぎて電話ボックスから消えている描写に、不思議な違和感を覚えつつも謎解きを楽しみにします。

16日目 すべての謎が明らかになる

そして16日目。朝早い時間に教室で解説をしてくれる愛美ちゃん。情報を小出しにするかと思いましたが、この時点で全ての種明かしをしてくれます。

観ていてちょっとびっくりしました。こんなに全部解説して、この後のストーリー持つのか?って感じ。

解説の最初の方は「なんで愛美ちゃんは自分の未来のことまでわかるんだ?」ってことが謎でちょっと頭が混乱していました。でも「メモ帳の内容は30歳の高寿が10歳の愛美に教えたもの」という情報もすぐに出てきたので理解できましたね。

私としてはこのパラレルワールドは予想していなかった設定だったので、かなりおもしろかったです。

とはいえ「どこからこの世界にやってきて、どうやって帰るのか」とか「パラレルワールド側の人間がこっちに来て、30日間はお金や食べ物や住む場所などはどうするのか」など、まあいろいろな疑問点はあります。

まあストーリーに関わる部分ではないので問題はないのですが、そういう細かいツッコミを入れてしまう人は、あまりこのあとの展開も楽しめないんじゃないかな。

で、この二人の関係性を高寿くんと視聴者が知った上で、残りの日数を過ごしていきます。これが観ていて、辛かったり悲しかったり感情を揺さぶられました。

30日目まで 高寿くんがすべてを受け入れて毎日を大切に生きる

19日目・20日目と愛美ちゃんがポメラニアンを覚えていなかったり、相手が手帳通りに行動してくれているおかげで自分が楽しく過ごせているだけだということを知り、悩む高寿くん。愛美ちゃんに対してひどい態度を取ってしまいます。

でも愛美ちゃんも平気で過ごしていたわけじゃなく泣いていたことに気づきます。

「僕にとって初めてだったものは、全部全部愛美にとっての二度と戻れない最後だったんだ。なのに愛美は笑ってた」

ここはもう号泣でした。高寿くんにすごく共感できて、愛美ちゃんの優しさにとにかく感謝と感動。

21日目が始まってすぐに電話して、自分がとってしまった行動を謝る高寿くん。「愛美は頑張ってくれてたんだな」って。自分が辛い思いをして、ついに愛美の思いを理解して謝罪する高寿くん。駅のホームでギュッとされて「聞いてないよ、これは」って、嬉しそうな愛美ちゃんが愛おしいです。

この二人、本当に素敵なカップル。結ばれない運命なのが観ていて辛くなってきます。

22日目以降は残された日々を大切に過ごす高寿くんと愛美ちゃん。

「僕たちはすれ違ってなんかない」の台詞を教えてもらったり、マグカップの場所を教えてもらったり、両親と会って写真を撮ったり、ビーフシチューの隠し味のチョコレートを教えてもらったり。

小さい伏線を回収していきますが、伏線の回収が気持ちいいだけでなく、二人が運命を受け入れて一生懸命に恋愛している姿が素敵なんですよね。

そして30日目、高寿くんにとっては最後の日、愛美ちゃんにとっては最初の日。

教室で絵を描いて、舞台は駅のホームへ。時刻は11時57分。「いい彼女だった?」とか聞く愛美ちゃん。あと3分でもう高寿くんは20歳の愛美ちゃんには会えなくなってしまうわけです。ああ、観ていて辛かったです・・・。

12時を過ぎて消える愛美ちゃん。電車が通り過ぎて消えている演出は素晴らしかったですね。映画全体を通して、画作りが素晴らしかったと思います。

消えたところで泣けるんですが、5年後、25歳の高寿くんが15歳の愛美ちゃんに会いに行って、絵を渡してから、20歳の愛美ちゃん目線での1日目が始まります。

これがもう泣ける、泣ける。隠し味のチョコ入れてるとことか、手を繋ぐとことか、告白するとことか、電車での出会いとか、映画を逆再生するように少しだけ別の角度から思い出のシーンを振り返ることができます。1日目(愛美にとっての最後の日)の電車で泣き崩れるシーンは特に感動ですね。

35歳の高寿くんが5歳の愛美ちゃんを助けたシーンの後に、再び20歳の愛美ちゃんにとって最後の日に戻ります。「彼の元へたどり着いた」という台詞がラストシーンになりますが、どういう意味があってこのシーンをラストにしたのか最初は少し不思議でした。

35歳の高寿くんが「また会えるよ」って言って終わりで良かったような気もしたんですよね。20歳の時間軸をラストにしたいのであれば、1日目(愛美にとっての最後の日)の電車で泣き崩れるシーンの方が自然な気もしたし・・・。(まあ後者の場合、ちょっと終わり方が切なすぎるけど)

でもよく考えると「彼の元へたどり着いた」という台詞で「僕たちはすれ違っていない。端と端を結んだ輪になって、一つに繋がってるんだ。二人で一つの命なんだ」っていうのを表現したかったからかな、というのが私の解釈です。20歳の30日間の「端」は確かに1日目(愛美にとっての最後の日)の出会いのシーンですもんね。

それに映画自体の始まりと終わり(端と端)も結ばれるので、やっぱり出会いの瞬間で終わるのが一番良かったかなと納得。

そんな感じで終わり方もかなり良かったなと、思います。エンディングの電車の映像とback numberの「ハッピーエンド」も映画にピッタリ合っていたと思います。

この映画では月がモチーフとして度々登場します。夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという逸話があるくらい、月にはラブロマンスを連想させる力があります。

月の満ち欠けの周期は30日(厳密に言うと29.53日)。その間に新月、三日月、上弦(半月)、満月、下弦(半月)、三日月、そして再び新月を迎えます。

二人の思い出が50:50になった時に満月を迎えて、最初で最後の男女の契りを交わす。なんてロマンチックで素敵なストーリーなんでしょう。

観ていて少しだけ「ベンジャミン・バトン」に設定が似ているなと思いましたが、「ぼく明日」の方が二人の恋愛の切なさがあり、感情を揺さぶられましたね。

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のキャスト・スタッフ

  • 原作:七月隆文「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
  • 監督:三木孝浩
  • 脚本:吉田智子
  • 音楽:松谷卓
  • 主題歌:back number「ハッピーエンド」
  • 南山高寿 演 – 福士蒼汰
  • 福寿愛美 演 – 小松菜奈 川北のん(幼少期) 清原果耶(中学生時代)
  • 上山正一 演 – 東出昌大
  • 南山 たかもり 演 – 大鷹明良
  • 南山 えいこ 演 – 宮崎美子

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の聖地巡礼

映画やアニメの舞台となった土地や名シーンの場所を巡る聖地巡礼。私もすごく気に入った作品の場合は行ってみることもあります。

この映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」もかなり気に入ったので、いずれ行くときのために聖地をまとめておきます。ネットで集めた情報なので間違いがあったらすみません。

※そもそもこのお話って京都が舞台なんですね。伏見稲荷は有名なので知っていましたが、それ以外は知らなくて、登場人物が関西弁をまったく喋らないので、関西の話だと思わなかったです。

宝ヶ池駅

映画の最初のシーンで降りて告白する駅ですね。大きな駅ではないようなので撮影はしやすそうです。

宝が池公園

高寿くん目線の2日目に二人で訪れた宝ヶ池がある公園。ここも公園なので撮影はしやすそうですね。

京都市動物園

高寿くん目線の2日目にキリンの絵を描いていた動物園。

三条大橋

3日目にデートの待ち合わせをした橋。

柳小路

デートの前にアンティークショップ巡りをした、趣のある路地。

京都みなみ会館

デートで映画を観た場所。

さらさ西陣

デートで使ったカフェ。

三条会商店街

ピザと唐揚げを食べてた商店街。

京都府立植物園

高寿くんが愛美ちゃんに「付き合って下さい」って言った場所らしい。なんかイルミネーションがあったけど植物園だったんだね。

茶山駅

高寿くんの家の最寄り駅。夜12時になる前に送っていって、キスをしてタイトルが表示されるシーンで使われていましたね。

一本橋(正式名称:古川町橋)

落ちちゃダメだよ、とか言いながら二人歩いていた小さい橋。意外と色んなドラマで使われているみたい。住所:京都府京都市東山区東山区稲荷町北組

伏見稲荷大社

二人でデートしてた有名観光スポット。狐のお面をつけたりしてたね。

鴨川デルタ

飛び石を渡って愛美ちゃんが高寿くんの写真を撮っていた場所。関係ないけど愛美ちゃんが持ってるカメラってフォクトレンダーのヴィトーBとかいうめっちゃ古いカメラらしいですね。

アンティークショップにも興味津々だったし、レトロなもの大好き女子なんでしょうか。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は映画の他にも原作小説、マンガ、朗読劇などもあるみたいなので、いろんな形で楽しみたい方にはオススメです。

以上、「映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想「恋愛映画が苦手でもおもしろいし泣ける」でした。

※本ページの情報は2019年4月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

コメント

  1. erandrc2perkinelmer より:

    詳しい解説で本当に感謝致します。

    49歳になる年ですが,この映画をつい最近知って,鑑賞してみて,本当に号泣(年齢も加えて涙もろくなっているせいかもしれませんが,)してしまいました。
    私の違った視点ですが,大きく成長していく娘二人を,この愛美と高寿の出会いにかぶせてしまい,赤ちゃんだった娘,幼児だった娘,小中学校だった娘,これから成人していく娘と,これまでの育児・家事を通して,ある意味その瞬間に過ごした時間と似たような気持ちになりました。
    この映画を通して娘との一瞬の時間が本当に大切なんだぁと感じました。

    また映画に映る京都の町並み,街色にすごく引かれてしまいました。もう少し年老いて時間が取れてたらゆっくりロケ地巡りしたいと思っております。

    • かおる より:

      号泣仲間がいて嬉しいです♪
      本当にその通りで、「大事な人と過ごす時間を大切にしよう」って思わせてくれる、美しい作品でした( ੭•͈ω•͈)੭
      私もいつかロケ地巡ろうと思ってまとめておいたので、そのときは活用して下さい(笑)

  2. ポンコツ より:

    どうも初めまして。

    とても分かりやすいまとめでした!

    ちょうど1週間前にこの映画を初めて見て、
    あまりの感動に1人でポロリしてたアラサー男です。

    映画もそんなに見ないし、まして恋愛系は見ないのですが
    偶然Amazonのお勧めに出てきたので、たまにはこういうのも見てやるか
    という程度で見たら不意打ちでした。

    この1週間ずっと気になるシーンを見返しているおかげで
    1ヶ月くらい映画に浸っているような感じになってます。

    2回目見ると、もう始まってすぐ涙ですね。笑
    こんな涙の映画はアルマゲドン・君の名は。以来です。

    自分も最後のシーンが不思議に思いました。
    最後の日が2回あった?と一瞬思いましたが、なんとなく分かりました。

    35歳高寿の「また会えるよ」のシーンで終わると「高寿35歳、愛美5歳」の世界で終わります。
    しかし、この映画は時間が逆方向に進む二人がお互い20歳で出会う奇跡の30日を
    メインテーマに描いているので、お互い20歳の時代で終わらなければならないと思います。

    また、愛美が電車に乗り込んで泣き崩れるシーンは、あまりにも切ないシーンで
    このまま終わると「切ない」というイメージが見た人に残ってしまい
    ラストシーンになっていないのだと思います。

    私も同意見で、「映画自体の始まりと終わり(端と端)も結ばれる」ですね。
    この映画は高寿の「一目惚れをした」という言葉で始まっているので、
    最後は愛美の「彼の元へたどり着いた」という言葉で終わるのも納得です。

    もちろんこの言葉のすぐ後には別れのシーンですが、
    「たどり着いた」という言葉で終わると、少し前向きな終わり方と感じますね。

    そして映画終盤の愛美目線のシーンの最終日って、朝一番から始まってないんですよね。
    駅のホームで「また会えるかな?」というシーンから描かれていて、
    電車を降りる前のシーンは描かれていません。

    そして高寿35歳の世界を一度持ってきて、
    最後の最後で、朝一番から出会いのシーン持ってきているので、
    最終日を二分割して描写したという感じですね。
    一種の倒置法かもしれません。

    長々と熱く失礼いたしましたが、本当に一番感動した映画でした。

    ちなみに高寿のアパートのモデルとなった建物が大阪だというのが驚きました。
    調べると自転車で行ける距離なので今度行ってみようと思います!
    (1,2階がカフェになっていて入れるようですね)